Gainer vs. Drainer
自己管理法
今週あなたのエネルギーレベルはどれぐらいだろうか? 5か6ぐらい? 最近猛暑日が続いているので私は6あたり。 私たちにはこのように変えられない環境がある。 天気を変えることも、災難や人身事故を直接的に防ぐことも出来ない。 日本円で米株に投資していると毎日円安のニュースを見てため息を付いているかも知れない。 また、時には上司や配偶者の気分も大荒れ天気のように襲って来ることがある。 このように私たちの人生を取り巻く環境は時には人生に活気をもたらすエネルギーの源になるが、荒れれば、元気を奪い取る源になってしまう。 正直、自分が幾ら頑張っても変えられない天気や株の値段などで悩んでもしょうがない。 それは自分が適応して合わせて行く必要があるものだ。 しかし、人生には自分が変えられるものは幾らでもある。 それは自分のスケジュール管理においてgainer(活力になるもの)とdrainer(エネルギーを奪うもの)を分別して上手く取り入れたり取り除くことでバランスを保つことである。
私たちのスケジュールを見ると、大体まずはやらなければならない日程から入っている。 朝礼の時間、社内会議、会社の研修会、営業時間、出張予定など、いろいろやらなければならないもので埋まっている。 一般社員なら、これらを変更するのは難しいだろう。 しかし、大事なのは、プライベートな時間を含め変えられる部分を最大に調整して見ることである。 空いた夕方の時間や週末の時間に自分の好きなスケジュールを組むことが出来る。 そこで考えるべき重要なことは ― 今週はどんなスケジュールを組めば私は最も活き活きとした、意味のある一週間を送れるだろうか?― と言う質問である。 (ポイントは、私がこの一週間をいかに効率的に遅れたかより、どれだけ活き活きと生き忠実な一週間を送ったかである。 効率が良くてもつまらない週は幾らでもあるからである。) 大体の現代人は忙しいスケジュールに振り回される。 でも、自己管理が得意な人は、可能な範囲内でも、出来るだけスケジュール調整を行い自分の良い状態を維持できる能力を培う。 まず、これはスケジュールを一コマずつ見て、それがgainerかdrainerかを区別することでその体制作りを行うことが出来る。
まずは、自分のスケジュールを開いて、これはgainer(私に活力をもたらせるもの)かを見る。 Gainerをリストアップすると:
*職場にいる___先輩と話す時間は癒しになる
*仕事帰りに通う週一のフランス語レッスン
*毎週ある母との通話(20-30分ほど)
*運動の時間
*モールでショッピングする時間
*瞑想・黙想の時間
*週末の昼寝 power nap!
*カラオケ
これらは、あなたの人生に活気をもたらすリストである。曜日ごとに考えると、このリストはもっと長くなるはずである。 これらは忙しいと言って一気に全部削ってしまうとあなたから、‘人生の意味’を奪うことであり、従ってあなたの活気を奪って行くものになって来る。 さらに、このリストに優先の番号を付けることで、どんなに忙しくても、残しておくべきgainerを明確化させることが出来る。
また、自分のスケジュールを開き、何が自分のエネルギーをどんどん吸い取って行くdrainerなのかを見る。Drainerをリストアップすると:
*部署ごとに行う会食や飲み会
*休み時間にいつも会社の不満を言って来る同僚
*出勤時の満員電車
*部下へのフィードバッグ
*マンション内の騒音
*同窓会への誘い
(Hint! エネルギーを奪うものを把握するには、どんな人と会う時自分は疲れるか、どんな業務をしている時一番頭痛が来るか、またどんな状況の時に私は一番ブルーっぽくなるのかを考えられる。)
大体一週間のスケジュール内に(仕事とプライベートを含め)15コマスケジュールが入っていると仮定すると、その内半分以上はgainer(私を活気づける)で埋まっていることは望ましい。 15コマのうち、8-10個はgainerで、5個ぐらいが私の元気を奪うdrainerであっても人はある程度耐えられるだろう。 でも、逆にdrainerが10個でgainerが5個であれば、その人は相当しんどい週を送ることになる。
適用質問は ―
Q: 次週や翌月のスケジュールを見て、増やしたいgainerは何か?
Q: また、減らせそうなdrainerは何か?
Drainerを減らす場合、まずは仕事に影響を及ぼさない所から始める、そして、段々仕事業務内でも調整出来ることを考えて行く。 そして、一か月ごとのスケジュールを見た時に、GainerとDrainerが幾つあるか数えることでバランスを作り常に自分のコンディションを良い状態で保つことが出来る。
私のgainerな一つは運動する時間である。ジムに行く時間は往復で週4時間しかないが、忙しい週でも必ず2回はジムに行けるようにスケジュールを組む。 朝早くは7時から、夕方遅くは9時にまでジムに行くことがある。 また、一日中座っても業務が多い日はわざと昼休みに30分歩くことを実施している。 音楽を聴きながら30分散歩しただけでも私に取っては大きなgainerになるからである。
そして、どちらかと言えば内向的な私は人と会う時間(コーチングセッションや面談)は一日に多くても4-5件までにしている。 コーチングセッションは良いgainerになるが、多すぎてもそれはdrainerになってしまうからである。
今は事前に自分のgainerとdrainerを把握してバランスの取れたスケジュール作りを意識している。 これを意識するだけでも自分が常に最高のコンディションを保つことの出来るスウィートスポットを見つけられる。
Mind Bridge Coachingでは、あなたにあった自己管理法やあなたの目標達成をサポートします。 もう、しんどいスケジュールから解放されたい方や、コーチングを通してより良い自分を作りたい方は是非気軽にご連絡下さい。 お問い合わせは info@mindbridgecoach.comまで。
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